茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
「西ノ内紙」は、最も著名なものの一つで、その特色は楮の生漉きで丈夫な紙として重用されています。ここ紙のさと和紙資料館では、西ノ内和紙に関する原料・用具・製品・世界の手すき紙を展示しています。抄紙技の公開やすき絵の体験もができます。
【すき絵体験】1,300円(税込)※要予約 所要時間:約2時間
※完成したすき絵は乾燥させてから後日郵送いたします。
【電車】
紙のさとにやってきました。
まずは、和紙資料館に行ってみます。
楮(クワ科)
この植物が和紙の原料になります。まずは、和紙製造過程を見学してみましょう!
解説・・・刈取り後の楮を、切り揃え、適当な大きさの束にする。それを、楮蒸し専用の平釜に合わせ作ったかまどに立て並べ、湯を沸かし、上から甑(こしき)と呼ばれる大型の桶を被せ1時間から1時間半ほど蒸しあげる。
右から、楮から・黒皮楮
解説・・・黒皮楮・・・剥し取った靭皮の生の状態を無塩(ぶえん)と言い、干した物を黒皮と呼ぶ。楮切り・楮向き・表皮とり・白皮の工程までは当時、農家の仕事でした。
白皮
煮熟(しゃじく)
解説・・・釜に湯を沸かし、沸騰する前にソーダ灰を入れ沸騰したら白皮をさばきながら入れる。3~4時間煮て、蓋をしそのまま一晩置く。煮あがった楮は、塵取りをする。
楮叩き
解説・・・塵取りを終えた楮は1時間ほど打ちこなす。昔は夜なべ仕事として石や樫製の板の台の上で叩き棒で打った。
紙漉き
和紙の原料にトロロアオイの粘液を入れると、片寄りがなく均等に漉く事ができる。
トロロアオイ
脱水・乾燥・仕上げ
解説・・・漉いた紙を積み重ねた紙床(しと)は、一晩放置して自重で水を切る。その時、トロロ葵の粘性は、消えながら水とともに排出されていく。翌日3時間ほど掛け徐々にジョッキで圧搾して脱水する。その後、一枚ずつ剥がし、千板で天日乾燥させる。
世界の手すき紙が、展示されています。
漉き絵教室
色紙の大きさの枠の中に、色付けした和紙の原料を細かい針のついた棒ですくいあげ、台紙の上にのせていきます。絵柄は風景・模様・字、何でもOK!自分流のデザインに仕上げてください。
時間は説明を含め、1時間半から2時間です。材料費は、1,300円、後日郵送、要予約。
こちらが、すき絵をつくる道具になります。
色もこんなにたくさん!!
このように、綺麗な作品になりました。
紙のさとにきました。
店内には、たくさんの和紙が販売されています。
和紙で作られて暖簾です。
和紙で作られた、名刺入れやお財布、カードケースもあります。
まねき猫
和紙で作られた、はたき
さわやかな色の暖簾 めだかが揺れてかわいい!!
箸置き
店内の天井は・・・。