茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
宇宙はどのように創られたのか。人間のからだは何からできているのか。物質をどんどん細かくして見るとどうなっているか。高エネルギー加速器という実験装置を用いて作る素粒子ビームを使い、宇宙・物質・生命の謎を解き明かす研究を行っています。KEKコミュニケーションプラザとは、加速器を使った高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究についてご紹介している展示施設です。また、シアターコーナーでは、KEKの紹介ビデオをご覧いただけます。
【電車】
KEK 国際交流センターの入り口です。加速器とは・・・電子や陽子などの粒子に高いエネルギーを与え、ほぼ光の速さまで加速する装置の事です。
KEKの敷地を、上空から見た写真です。円形加速器は地下約10mに設置されています。円形加速器の周長は約3000mだそうです。
「泡箱」という測定器があります。素粒子のふるまいを観察するためのものです。容器の中に液化ガスを入れておき、そこに電気を帯びた粒子が通った直後に圧力を瞬間的に下げると、粒子が飛んだ跡に沿って細かい泡が発生します。それを写真に撮って、その軌道を調べて研究します。
こちらが、「泡箱」で写真を撮るときに使っていたレンズです。
素粒子の間にはたらく「力」とは何?の展示です。
ノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士(の写真)と。
それでは、展示室に入ってみましょう!
シアタールーム・・・KEKの紹介ビデオがご覧いただけます。
宇宙はどのように誕生し、全ての「もの」は何からできているのかを解くカギとなるクォークの世界を3つのプログラムで体験できます。
超伝導加速空洞 この加速空洞は、電子や陽子の集団を光のスピード近くまで加速する装置です。
ボールコースター・・・粒子を加速するには、加速のタイミングが重要です。電磁石を使って、鉄のボールをうまく加速するためのタイミングを体験してみましょう!!なかなか難しいです・・・。
波型コースター・・・加速器では凸レンズや凹レンズの動きをする磁石を組合せて、粒子が軌道からはずれないように制御しています。ビー玉を転がしてみて、制御の仕組みを体験してみましょう。
ノーベル賞コーナー・・・2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士のメダルのレプリカが展示されています。また別のコーナーでは、KEKで行った研究を原点にした仕事で2009年にノーベル化学賞を受賞された、アダ・ヨナット博士の業績を紹介しています。
レプリカメダル
放射線ラボ・・・KEKの様々な場所で活躍している放射線のモニターのデータをリアルタイムで見たり、ガイガーカウンターなどを使って煙探知機など身近なものが出す放射線を測ってみる事ができます。
宇宙の創成と素粒子の関係を示す展示です。
宇宙船ラボ・・・あなたの体を突き抜けている宇宙線の数を測定装置の中に座って数えることができます。
大型光電子増倍管・・・ニュートリノ振動実験などで活躍し、小柴先生のノーベル賞受賞のきっかけにもなった、世界最大の光電子増倍管を見ることができます。
沢山の光電子増倍管を使ったニュートリノ実験の様子です。
スパークチェンバー・・・宇宙から日夜降り注いでいて、建物や皆さんの体も突き抜けてしまう、ミュー粒子という素粒子の一種を観察することができます。
加速器科学とKEKのあゆみ
KEKでかつて開発され、使用されていた研究機器を展示しています。
日本最初のホームページサーバー・・・1992年に日本で最初にホームページを公開したサーバー計算機を展示しています。