茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
埋蔵文化財とは、地中に埋もれている人々の生活の跡や、遺物などのことです。ひたちなか市域で郷土の歴史と文化を明らかにする埋蔵文化財を包蔵する土地(遺跡)は、これまでに約300ヶ所余り確認されています。近年、宅地造成などの土地開発事業が急増し、発掘調査によって得られた貴重な出土遺物や調査記録を研究・整理・保存・公開などを行なう為の施設として、平成5年12月に開設しました。このページでは、隣接する、虎塚古墳(7世紀初頭に築造された前方後円墳)と古墳時代末期から奈良時代に、凝灰岩を掘り込んで築かれた横穴墓群の十五郎穴横穴墓群も紹介します。
【電車】
ひたちなか市埋蔵文化財調査センターにやってきました。
レプリカですが、虎塚古墳壁画が展示してあります。
中が、このようになっています。本物は、期間限定で公開されていますので、詳細は、問合せてみてね。
出土した鹿角です。
骨で加工された道具です。
「ビーズ」のようで、綺麗です。
左側は「紡錘車」です。
右上、「わらじ」が炭化したものです。
これは、埴輪の足の部分です。豆知識・・・上半身と下半身が別々に造られ、後から、下半身の上に上半身がかぶせられているそうです。
「乳飲み児を抱く埴輪」全国でも非常に、珍しい埴輪です。
馬形埴輪
馬渡埴輪製作遺跡出土埴輪
考古学等の講習会、大学生の博物館実習も行なっています。講習会のお申込案内は、ひたちなか市報でお知らせしています。
虎塚古墳と十五郎穴に行ってみましょう!
山道を行くと・・・
「虎塚古墳」の外観です。虎塚古墳は、7世紀初頭の築造された墳丘長56.5mの前方後円墳です。
後円部に位置する横穴式石室は凝灰岩製で、壁面には白色粘度の下地の上に赤色のベンガラで幾何学文と武器や道具が描かれています。豆知識・・・凝灰岩とは、火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石の事です。
「十五郎穴横穴墓群」は、古墳時代末期から奈良時代に、凝灰岩を掘り込んで築かれた横穴墓群です。これまでに約200基が確認され、総数は300基を超えると推定されています。東日本最大級の横穴墓群と考えられています