茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
正岡子規の門下生アララギ派の代表歌人「長塚節(ながつか たかし)」は、明治43年(1910年)に朝日新聞に連載され、夏目漱石が絶賛した不朽の名作「土」の作家としても有名です。当時のままの状態の生家には、数々の遺品が保存されており、県の指定文化財となり、現在も多くの人が長塚節を偲んで訪れています。
※長塚節生家の公開・案内に関しまして、設備一部損傷のため、修繕まで内部の見学を一時休止されています。ご来館の際は外観のみの見学・案内となります。
常総市生涯学習課 TEL: 0297-22-1111 FAX: 0297-20-1160
【電車】
長塚節は、明治12年(1879年)、石下町国生(現常総市国生)の豪農の長男として生まれました。
長塚節の生家の母屋です。
中のハリは、東日本大震災の時にも壊れないほど、頑丈にできています。
今から、書院を見てみます。
庭から見た書院です。
書院には、遺品の数々が陳列されています。
節は、3歳の時、いろはを確実に読み百人一首を暗誦するほど神童振りを発揮しました。
学令に満たない5歳の時、国生小学校に入学、下妻高等小学校を経て明治26年茨城尋常中学校(現・水戸一高)に入学、常に首席を占めていました。
しかし、健康がすぐれない為4年の時、中学を退学以来、家郷に在って気の趣くままに旅を志し自然の美を探勝しながら療養につとめました。
明治33年の春かねて感銘敬慕していた、正岡子規に入門もっぱら万葉集の歌風を学びました。
旅行に使用した管笠
籠は節が果実類の採取に使用したもの。
これが竹の花です。竹に花が咲くというのは、大変珍しい事のようです。
竹の種類にもよりますが、モウソウチクは約60年、マダケは、約120年に一度咲くそうです。
欄間
木目が横に入っている物は、大変珍しいそうです。
本を伏せたような形です。