茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
関東最古の八幡様である大宝八幡宮は、大宝元年(701年)、藤原時忠公が筑紫(つくし)の宇佐神宮を勧請創建したのがはじまりです。
天台宗の古い経文の奥書に「治承三年(1179年)己亥七月二十二日の未時書了於常陸州下津間八幡宮書了兼智」とあるため、平安末期にはすでに八幡信仰が盛行していたことがわかります。
平将門公も戦勝祈願のために度々参拝し、当宮の巫女によって新皇の位を授けられたと伝えられています。 「吾妻鏡(あづまかがみ)」に下妻宮(しもつまのみや)としるされ、文治五年(1189年)、奥州征伐平定の日、源頼朝公が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請し摂社若宮八幡宮を創建されました。
約300種4,000株のあじさいが咲き誇る「あじさい祭り」では、あじさいの開花により変動しますが、6月下旬の日曜日に野点・草花の無料抽選会・天然理心流心武館による奉納演武が行われます。
祈祷奉仕は9:00~16:30。12月31日朝8:30から1月1日の3番祈祷終了まで継続営業し、一旦お休みして6:00から再開。
【電車】
大宝八幡宮にやってきました
昭和天皇御座位六十年を記念して建立された神門。
かつて大宝八幡宮の境内には8つもの寺院(大宝八ヶ寺)があり、神仏習合の名残を感じさせます。
一対の仁王像が狛犬同様に神前に邪気や穢れが近づかないように睨みを効かせています
石自体は特別な物ではなく、実際には重さは変わりませんが、参拝の前と後とでは、重さが違って感じられる石です。参拝をして真剣に神様に感謝・祈願・報告などをした人は、晴れやかな気持ちになり体が軽く感じられるので、その状態で石を持ち上げると、参拝前より軽くなるのです。
御神前に進む前に日常の生活の中から誰もが身に着けてしまっている「罪」や「穢れ」を祓い清める所。
身体全体を水などで祓い清める「禊」が簡略化されたのが手水です。参拝の前に立ち寄り、必ず手水を行ってから御神前に進むのが神様への礼儀作法です。
瓦と彫刻に水に縁のある「セミ」を配して防火、防災の願いを込めているという。
鐘楼脇にある。枝から垂れ下がった気根を触るとお乳の出がよくなると伝わる。
太湖石は中国の蘇州近くにある太湖周辺の丘陵から切り出される石灰岩。 長年の浸食により多くの穴が開き複雑な形をしているのが特徴。観賞用としてだけでなく瞑想のために置かれる場合も少なくないという。
蝉鐘楼。鐘は1387(嘉慶元)年に鋳造されたもの。もとは現在の埼玉県岩槻市の寺にあったとされる。 1573(天正元)年9月、多賀谷氏が戦利品として持ち帰り奉納したものとされる。
本殿東側にある大王松です。松葉は3本で稀に4本のものが見つかります。
拝殿
御本殿にお鎮まりになる大神様に祈りを捧げるための御殿。御祈祷を始め多くの祭事を執り行います。
御神札授与所でおみくじや御札、お守りを購入することが出来ます。
大宝八幡宮あじさい祭りでは、約300種・4,000株のあじさいを見ることができます。
神門。
手水舎にあじさいが浮かんでいました。