幕末と明治の博物館(大洗町)

大洗の美しい海に、緑の松林に囲まれた高台という恵まれた自然環境のなかに近い「大洗町 幕末と明治の博物館」はあります。「桜田門外襲撃図」などの貴重な作品をはじめ幕末から明治の志士・元勲たちの書画や遺品を数多く収蔵しており、幕末から明治の激動の時代の流れを分かりやすく学ぶことができます。幕末の志士であり、のちに宮内大臣になった田中光顕(たなか みつあき)伯爵によって昭和4年に創立され、約85年の歴史をもっています。

所在地 〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-4
問合せ先 TEL:029-267-2276 FAX:029-267-0069
開館時間 9:00~17:00(入館~16:45)
休館日 水曜日(水曜日が祝日の場合は木曜日)年末

※4月29日~5月5日、海の日から8月31日までの期間は無休です。

料金 【一般】700円(500円) 【大学生】600円(500円) 【中高生】300円(250円) 【小学生】150円(100円)

※()内は、20名以上の団体料金

詳細はこちら→http://www.bakumatsu-meiji.com/bm_info_access.html

サイト http://www.bakumatsu-meiji.com/index.htm
アクセス 【車】

  • 北関東自動車・東水戸道路「水戸大洗IC」より10分
  • 常磐自動車道「友部JCT」経由、北関東自動車道「水戸南IC」より25分

【電車】

  • 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」よりタクシーで5分。

【バス】

  • 大洗鹿島線「大洗駅」より海遊号バス「アクアワールド・大洗ルート」(1時間ごとに発車)で「幕末と明治の博物館入口」下車。
駐車場 無料駐車場有り 普通車30台 大型3台

海の近くを思わせるようなたたずまいの門

今から「明治と幕末の博物館」に行ってみましょう!

とても、きれいな建物です。

「田中光顕」伯爵の像です。

「竹内勇之助」氏の像です。

エントランスホールは、天井が高く、開放感がいっぱいです。

旭日丸・・・江戸時代末期に幕府の命で水戸藩が建造した西洋式帆船です。

映像ホール入口にきました。

中では、「幕末の激動の中で」オーディオ・ビジュアル版が、ご覧いただけます。

総合展示室前にやってきました。

「桜田門外襲撃図」ジオラマや、

パソコンを使ったデータベースなどを展示しています。

聖像殿前です。

「聖像殿沿革」と「大洗町幕末と明治の博物館沿革」が説明されています。

皇族等の御来館者がわかります。

明治天皇像です。

ものすごい迫力です。

神武天皇御肖像・・・神武天皇は鸕鶿草葺不合尊の第4王子として日向国に生まれ、のち東征して大和地方を平定し、「辛酉年春正月庚辰朔」に畝傍橿宮で「日本書紀」に記されています。

明治政府は、この時(西暦前660年)を紀元(皇紀)元年としました。昭和15(1940)年は、紀元2600年にあたるため、全国各地で盛大な祭典が行なわれました。御肖像画は、笠間市の日本画家木村武山が、その記念として描いた大作です。

「常備展示室1」入口にやってきました。

ここは、明治・大正・昭和天皇や皇族ゆかりの御品を展示しています。

天皇の服飾

明治天皇肖像画

大正天皇 御剣

有栖川宮威仁親王 御短刀  久邇宮邦彦王 御短刀

大正天皇 銀製煙管台

明治天皇 金蒔絵煙草入れ

明治天皇 ピストル

昭憲皇太后 御紋章入菓子器

山階宮菊麿王 御火鉢

ここから「常設展示室2」です。

幕末・明治期の志士・元勲の書や日本画を展示しています。

先人の遺墨・・・幕末には全国で約300の藩があり、藩主・藩士、その他公卿・幕臣等多くの人々が激動のなか生命をかけて活躍しました。その先人達は、常日頃から自分の感慨や決意を、詩歌・画・書・書簡に書きとめていました。

田中光顕26才の写真

田中光顕95才の写真

坂本竜馬 書簡

高杉晋作 漢詩

実際、田中光顕氏の声が、聞けるんです。

感動です!

勝 海舟書

ここから、「企画展示室1」です。

田中頼章の六曲屏風や扇散蒔絵書棚などの美術工芸品を展示しています。

扇散蒔絵書棚

「企画展示室2」に入ってみましょう!

ここは、近代教育資料や、昔の大洗を物語る品々を展示しています。

近代教育資料・・・1872(明治5)年の学制発布によって、日本の国民教育は急速に向上しました。現在世界中でも高水準といわれる教育の原点はここにあります。その後、時代の変動と共に、教育制度や教育内容も大きく変化しました。

貝桶・・貝覆いの貝を入れる桶のこと。地貝と出貝を入れる桶2つで一対です。蛤貝は一対の貝殻以外はは決して合わないことから貞節の象徴とされ、貝桶は子女の嫁入り道具の一つとされました。近代に入るとその風習も廃れ、今では博物館などで実物をみるのみとなっています。

鹿島灘はまぐりの成長

貝、一枚一枚に、繊細な絵が、描かれています。

双六に挑戦!!

とても、貴重な品々を拝見することができました。館長さんをはじめ、従業員の皆さん、ありがとうございました。

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