山上門・那珂湊反射炉跡(ひたちなか市)

山上門は、もと水戸藩小石川邸の正門右側にあり、勅使奉迎の為に特に設けられたものです。幕末には、佐久間象山、横井小楠、西郷隆盛、江川太郎左衛門、橋本左内などの天下に名だたる人々が、この門を出入りしたと言われています。門は、後に小石川邸の山上に移されたので山上門と言われるようになりました。

那珂湊反射炉は、水戸藩が那珂湊に建設した大砲鋳造所です。元治元年(1864年)まで、操業し20数門が製作されたと言われています。元治元年に元治甲子の争乱で破壊されてしまいましたが、昭和12年(1937年)に現在の模型が復元されました。

所在地 〒311-1223 茨城県ひたちなか市栄町1-10
問合せ先 TEL:029-301-5449(茨城県教育委員会文化課)
営業時間 —–
休業日 —–
料金 無料
サイト —–
アクセス 【車】

  • 北関東自動車道 「ひたちなかIC」から約10分

【電車】

  • ひたちなか海浜鉄道湊線「那珂湊駅」より徒歩約5分
駐車場 無料駐車場有り

こちらが「山上門」です。

この階段を登っていくと、反射炉があります。

反射炉で鋳造された大砲は鉄製です。那珂湊の反射炉で鋳造された大砲は、カノン砲です。

反射炉とは、江戸時代の後期のオランダの技術を利用して建設された大型の金属溶解炉です。火や熱を炉内面で反射させて温度をより高温にする構造から反射炉と呼ばれ、効率よく金属を溶解することができる当時の先進技術です。

 

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