茨城県観光ガイドうぃーくえんど茨城
旧大増小学校の跡地にある石岡市農村資料館。石岡地方で使われた稲作・畑作の道具類や人々の生活を振り返る衣料、食生活道具、日用生活道具、消火用具までさまざまな資料を収集、展示しています。昔から現代までの農村のくらしぶりを見ることができます。現代の私たちは、なんて便利な世界に生きているのだろうと・・・改めて思う取材でした。
TEL:0299-43-1111 FAX:0299-43-1117
石岡市農村資料館にやってきました。
中に入ると・・・懐かしい物ばかりが展示されています。
日用品の部
解説・・・昔の生活状況を知るための重要な資料です。日用品の小道具は自作の工夫が見られ、しかも長年にわたり使用された、質素な生活がわかります。照明具・暖房具も時代の流れにより変化しましたが、昔の不便な生活の足跡が思いおこされる資料です。
解説・・・先人の食生活は、自給自足を常に心掛けていました。農産品は勿論、味噌・醤油・酒・茶まで自製し、食品の保存にも工夫し食べ物を無駄なく大切にしました。昭和の中期より台所と食生活の改善が普及し井戸は水道に、薪は電気とガスに、和食は洋食へと急速に変化しました。先人が残した品々には多くの苦労がしみ込んでおります。
解説・・・稲作は豊作・不作で生活の貧富が生じる重要な作物でした。人の力や牛馬で田を耕し、田植えや稲刈りは近隣の共同による手作業でした。機械化の普及と進歩により、昔の労力や多種にわたる用具も不用となりましたが、先人の苦労や努力を偲ぶ貴重な用具です。
畑作用具の部
解説・・・昔の人は畑作の用途に応じて用具を改良し仕事の効率化を生み出しました。夏作・冬作の二毛作や排水にも努力を重ね、冬季は落葉を集め堆肥を作り、山林の手入れや1年間の燃料を貯える苦労と汗しみる用具類です。農薬・化学肥料・機械化の進歩により忘れ去られてきた貴重な資料です。
衣服関係の部
解説・・・農家では、日常の衣類も自給の生活でした。綿を栽培し、婦人は綿から糸を紡ぎ、布を織って家族の着物や野良着を仕立てました。娘たちは花嫁修業の一つとして母や祖母から学びました。後に和裁師匠が誕生しましたが、和裁から洋裁に変わり消え去りました。また、畑に桑の木を植えて蚕を飼育し、繭を採りました。繭は農家の大切な現金収入でした。
書籍と発掘品の部
携帯品の部
神仏用具の部
裁縫用具の部
牛・馬用具の部
通信・印刷用具の部
解説・・・八郷の通信は大変遅れました。昭和34年有線放送誕生。昭和48年電電公社(現NTT)の普通電話が普及しました。
山林用具の部
農業以外の部
担当の方と記念写真を撮りました。いろいろとありがとうございました。
ここから見る緑の風景は、心を穏やかにしてくれます。